1.山に登る体力をつけよう!
山登りの基本は体力である。体力が不十分でも時間をかければ山は登れるが、疲労が蓄積され、その疲れから集中力が途切れ、ちょっとした場所で事故を起こすのではないか?
東京白稜会はアルパイン・クラブである。1日の登攀でも体力がなければ十分な技術が発揮できない。
この体力をつけるには、月1度程度の山行では不十分であると、私は高齢のためかもしれないが、身をもって感じている。3週間に1度の山行は最低必要なのではないだろうか。
これがクリアーできない人は体力をつけるために自主トレーニングをしなければならない。また、1〜2日の岩壁登攀を山行の主体にしている人たちは、体力をつけるために時には荷を背負った2〜3日の縦走をしたほうがよいと思うがどうだろうか。!
私は山に登りたいために、現在週5回程度、約6kmのランニングやダンベル運動を、また休日には早朝に2時間近所の仲間とソフトボールを行っている。これが思うようにできなかった会社勤め時代は、駅まで歩く、通勤電車内では座らない、駅ではエスカレーターに乗らずに階段を利用する等で足の筋力強化を図っていた。
私の年齢で岩壁登攀をしているのは問題だと思っている人がいるかもしれないが(注:野口氏は1936年生です)このトレーニングにより無理な体勢でもバランスが維持できるので、現在まで登攀を楽しんでいる。
とにかく、山登りは体力である。
2.ルートを十分に研究して登ろう!
最近の山行計画の出し方は、大きな山行を除いて直前で決まり、メンバーも前日に最終決定するケースが多く見受けられる。
これでは入会して2〜3年の会員は十分なルートの研究もできず、どのようなルートなのか知らないままに山に入るのではないだろうか。これでは山に登る自覚もなく、ただ引っ張っていってもらう他力本願的な行動に終始してしまう。ルートをある程度知って概要が分かっていれば、自分なりのペースやポイントを掴み、それなりの心の準備ができてくるのではないだろうか。この心の準備が気力の充実となって、事故を発生させない状態にするのではないかと思っている。
3.山行終了後に反省をして問題点を生かそう!
冒頭のハインリッヒの法則を再度読み直してください。登山では必ずしもこの法則が通用するとは限らないが、登山終了後にメンバーで話し合って、よかった点、悪かった点(問題点)を出し合い指摘して、次の山行、他の人たちの山行に生かせたらよいのではないかと思う。
セイフティーレポートを提出しましょう!
以上を踏まえ、「セイフティーレポート」が作成されました。
山行終了後、係が責任を持ってレポートを提出しましょう!
レポートは、野口(道)さんからもらって記入してください。
レポート原稿は、会員ページからもダウンロード可能です。
●レポートの概要は、以下の通りです。
1.山行期日
2.山名
3.ルート
4.メンバー
5.反省点
1)計画に問題点はありませんでしたか?
2)ルートは十分に研究しましたか?
3)装備に不備、不足はありませんでしたか?
4)食料は十分でしたか?
5)行動に問題点はありませんでしたか?
6)ルートファインディングは的確でしたか(地図、磁石)?
7)この山行に対する技術、体力は十分でしたか?
8)判断ミスはありませんでしたか?
9)技術、体力が不十分なメンバーへの気配りをしましたか?
安全性を考える!!
・1件の大事故の前には
・300件の「ひやっと」した事故にもならぬ現象があり、
・29件の「軽症事故」が発生している。
ハインリッヒの法則